SDGs研修プログラム

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2021.02.18

信州高大生SDGsへの挑戦 報告会をオンラインで開催

信州高大生SDGsへの挑戦 報告会をオンラインで開催の写真1

SDGsユースリーチ

■ユースリーチとは

2016年から始動した、長野の高校生大学生のSDGs実現に向けた地域まちづくり活動:ユースリーチ

「長野を 少しずつ もっと良くする」を合言葉に、まちの課題を自ら発見し、アクションプランを作成し、実践。活動の中で、以下を指標として力を養うことを目指している。

前に踏み出す力(主体性、働きかけ力、実行力)
考え抜く力(課題発見力、計画力、想像力)
チームで働く力(発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律性、ストレスコントロール)
コラボレーション力

 

■2020年度の活動報告会

年を重ね、主体的に社会課題と向き合う先輩に憧れ、活動を始める学生もいる。2020年度は未曾有の状況下でありながら、それぞれに配慮しながら、「SDGsに貢献」をテーマに、自己実現×仲間づくり、社会課題解決活動が行われた。

その最終報告会「信州高大生応援フェス2021」が、2021年2月7日、オンライン(ZOOM)で約50名が参加し開催された。

■SDGs実現に向けたアクション

第1部は、SDGs実現のためのアクションプラン発表。その内容を、アーティスト、個人事業家、大学院生、野菜農家など様々な立場の5名のメンターの評価、コメントをもらい、参加者からの質問にも答える形式で進んだ。

 


□ACT English & グッズバンク 
英語を通した活動(ACT English)と使えるものを集めて必要としている人に渡す

 


□ドレスアップ
台風19号で決壊した堤防の桜堤の復活活動と、使われないピアノを活用させる活動


□僕らはゴミ拾いに恋をした
海なし長野県のゴミを楽しく拾い、海のゴミも減らす活動。
あなたの小さなゴミ拾いが地球を救う(長野市)

 


□身近な危険を知ろう
毎年の風水害での被災者をなくしたい活動。


□Shine project
コミュニケーションが取りにくい人、積極的に社会と関わっている人がコラボしてどちらも活躍できる場を作る活動


□あなたはお腹いっぱいごはんをたべられますか?
小学生に向けた食品ロスをなくす活動


□フードドライブ篠ノ井
食品ロスと困窮者支援の活動

□気候変動アクションプラン
新しい服を作る際に発生する二酸化炭素を削減し、服のリメイクを楽しくし地球を守る活動

地域まるごとキャンパス
地域に飛び出し学校では出会うことのできない仲間・大人と地域課題を解決する活動。
450人の学生が60団体で活動。「若者の本気は大人を熱くさせる。もっと大人を頼ろう。」

■まとめ

社会課題となる数値資料などのリサーチもしっかりしながら、活動。その活動中、自身の課題なども明確になった様子。

・需要と供給の調査不足によるアンマッチ(ACT English & グッズバンク)
・ピアノ譲渡や設置場所の課題(ドレスアップ)
・持続可能の活動にするための資金が不足(僕らはゴミ拾いに恋をした)
・誰とコラボすべき?災害を自分ごととして捉えてもらうには?(近な危険を知ろう)
・情報を欲しい人だけに届ける方法は?(Shine project)
・メンターからの情報提供「出荷前の野菜の破棄もある」に対し「調べて、小学生に伝える」(あなたはお腹いっぱいごはんをたべられますか?)
・若者へのこの活動広報が不足している(フードドライブ篠ノ井)
・「デモ」活動は攻撃的な訴え方だったので、楽しさを伝える方法にする(気候変動アクションプラン)

メンターからは激励のコメントが寄せられた。
どうしてこのアクションをしているのか大事にして欲しい。
このプロジェクトをすることが、誰のためになるのか考えるのが大事。
最後に、長野県NPOセンターの小林達也事務局次長よりメッセージが送られた。
ユースリーチは未来を語る場!

生き生きと発表する姿は、とても頼もしくもあります!
筆者からも、エールを送ります。
ソーシャルライター 野菜ソムリエプロ:増田朱美
ナガクルは国連が提唱する「持続可能な開発目標」SDGs(エスディージーズ)に賛同しています。